当院では、口の中の歯周病菌を顕微鏡で検査をし、患者様と一緒に見てもらいます。
必要な場合には、薬剤を用いた効果的な治療も用意しております。
歯を失ってしまう原因は
下の図のように主に2つです。
「むし歯」と「歯周病」は異なる病気です。むし歯が全く無くても、歯周病になれば歯を失うことになります。
歯周病とは何でしょうか?
読んで名のごとく、「歯の周りの病気です」。
歯は土に刺さった杭のように、骨に植わっています。
杭に問題がなくても、周りの土がなくなってしまえば、杭は抜けてしまいます。
同様に、
いくらきれいな虫歯のない歯でも、周りの骨がなくなれば抜けてしまいます。
これが歯周病で、歯の周りの骨を溶かしていくのが歯周病菌です。
歯周病の進行していく過程で問題点が2点あります。
1点目は、痛みがないことが大半であることです。
2点目は、骨が減っても歯ぐきの形はあまり変わらない ことです。
何が問題かというと、見た目の変化、あるいは自覚症状がほとんどないことなのです。
逆に、歯ぐきから出血する・歯がぐらぐらする・硬いものが噛みにくいといった自覚症状が出たときには手遅れであることが多いのです。
しかも歯ぐきの骨は全体に減っていくことが多いので、同時に多数の歯が抜歯になってしまう可能性があります。
日本人成人の80~90%が、程度の差があるにせよ歯周病だと言われています。
先ほど、自覚症状が出てからでは手遅れなことが多いと書きましたが、初期なら治療することが可能です。
人間ドックと同じで、症状の有無に関係なく定期的に歯科医院で診察されて、問題があれば早期に治療することをお勧めします。
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