■入れ歯は寝ているとき、はずしておいたほうが良いのですか?

A.基本的には、はずしておいたほうが良いでしょう。
ただ総義歯の方で、はずすと顎の状態が悪くなる方は、つけておいたほうが良い場合があります。
その場合は起きている間に、入れ歯をはずす時間を作るようにします。


■入れ歯の取りはずしで、注意点はありますか?

A.はめるときに大事なことは、咬んではめないことです。
必ず、両手ではめるようにしましょう。はずすときも同様に、両手で左右同時にはずしたほうが良いです。


■入れ歯の手入れはどうすればよいですか?

A.はずした時に、歯磨き粉を付けずに歯ブラシで丁寧に入れ歯を磨いて、水に漬けておいてください。
水に酵素入りの洗浄剤を溶かしておくと、入れ歯をより清潔に使用することができます。


■入れ歯は何年ごとに作り替えるものなのですか?

A.ばねをかけている歯がなくなったり、あごの骨がやせてあわなくなったりすると作り替える必要があります。
しかしその場合も修理ですんだり、入れ歯の台の部分を裏打ちしてそのまま使えることがあります。


■上が総入れ歯になった時はあまり困らなかったのですが、下が総入れ歯になってから食
べにくくなりました。上と下で総入れ歯は違うのですか?

A.総入れ歯があごにつくには2つの作用を利用しています。
1つ目は、2枚のガラス板の間に水を入れると、外れなくなる作用です。
2つ目は、入れ歯の周りを筋肉で封鎖すると吸盤の作用で外れなくなります。
上の入れ歯と違って下の入れ歯は真ん中に下があるので、1つ目の作用が期待できず、うき上がりやすいです。また、面積が小さいため、沈み込んで痛くなりやすいです。


■顎の左右にかけて金属のバーが入っていて、気持ち悪いのですが?

A.入れ歯の安定のために、大半の入れ歯では左右をつなぐことが多いです。
作り方によって薄くすることや、条件によってはバーをなくすことも可能なので、ご相談ください。


■体がやせると、あごの骨もやせるのですか?

A.体がやせるのと、顎の骨の量に相関関係はないといわれています。
顎の骨がやせる最大の原因は、入れ歯があっていないことです。


■磁石を使った入れ歯が良いと聞いたのですが?

A.入れ歯をとめる装置は、通常は金属のばねを用いるのですが、代わりに磁石を用いる方法があります。
特に残っている歯が少ない場合は、入れ歯を総入れ歯の形にして、残っている歯の部分に磁石を使うと効果的です。


■入れ歯のばねが目立たなくなる方法がありますか?

A.「入れ歯」のページの「ルシトーン」のところをご覧ください。
こちらは残っている歯が多い場合に有効です。

■下の総入れ歯がどうしても浮いてきて、食べにくいです。

A.前述したように、上に比べて下の総入れ歯は難しいです。ある意味で、ここが歯科医院の技術の差が最も大きいところだともいえます。
当院ではいろいろな選択肢を用意しておりますので、ご相談ください。

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